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2004年09月07日

きまぐれダイエット

テレビを見ても雑誌を見ても、なぜかダイエットの企画と、
グルメ案内の企画が両立していますよね。不思議ですが事実です。

要するにダイエットと言うのは、飽食時代の象徴であり、
飢饉とか、飢餓とか、難民とか、
世界中に広がる貧富の差による犠牲者に含まれている人間の数が極めて少ない国、
日本や欧米で起こる類まれな贅沢病だということです。

ですから、いろいろなレシピや方法が、絶えず紹介され続けている訳です。
飽食と飢餓を、毎年のように短いスパンで繰り返している生物にガラパゴス諸島に生息するイグアナがいます。

進化論で有名なダーウィンは、この太平洋上の孤島&諸島に固有に生息し、進化した鳥を使って、進化論を立証しようと試みました。

イグアナとて例外ではなく、ガラパゴス諸島のイグアナは、
「海イグアナ」と「陸イグアナ」に同種のタイプのものが、
別々の食性に分かれ、別々に進化しました。

その結果、数年に一度起こる、エルニーニョという海洋現象により、
雨続きになると「陸イグアナ」のえさとなるサボテンが大量に繁殖して、
肥沃な餌に支えられて、丸々と太った「陸イグアナ」が大量発生します。

反対に干ばつになるほど、晴れ続きの年は、表面の海水の温度が上昇し、深海の冷えきった低温の海水と対流し始めます。

そして、海底のプランクトン群が大量発生しつつ海面付近に上昇してくる。
それを餌にした小魚が、やはり、プランクトンを餌に大量に発生し、
これが、「海イグアナ」の肥沃な餌となる。
そして、この年は、「海イグアナ」が大量発生するのです。

要するに、海場を餌場に選んだ「海イグアナ」と、陸を餌場に選んだ「陸イグアナ」は、常にどちらかが繁殖し、丸々と肥満になるほど食べ続ける。
そして、かたや、餌の欠乏した方は、飢饉で大量に減って、一時的に絶滅の危機が来る。

しかし、何万年もその微妙な増えたり減ったりという周期を経てもなお、海、陸イグアナともに生息し続けているのが、ガラパゴス等におけるイグアナ生息の事実なのです。

結局生物は、本能的に、食べるものがあるとき食べ過ぎてしまうほど食べ続け、ないときは飢え続ける、そんな法則のもとにこの地球上で生息してきたのでしょう。

ですから、今の人類にとって肥沃な餌場である都市に生息する我々は、やはり、食べ過ぎるのです。
これは、きっと本能だから仕方がないのでしょう。

しかし、イグアナのように天命にゆだねきる事もできない
「言語と知性を手に入れた人類」悲しいかな、本能に振り回され、
支配され続ける自分達を、「ダイエットしなくては派!」と
「飢え死にしてたまるか派!」に分類し客観視しつつも結局苦悩し続けるのです。

<お詫びとお願い>
ガラパゴス島のサボテンの繁殖期が雨期か否か、僕の記憶が曖昧です。
間違ってたらごめんなさい!詳しい方はご教授ください。

11:55 PM | 固定リンク

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