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2009年02月19日

おばあちゃんからの贈り物

ゼミィですhappy01

Z-MON治療院の患者さんでいらっしゃいます
よしよしさんからの、
すてきな文章をご紹介しますshine


diamondおばあちゃんからの贈り物diamond

先日、主人の祖母が89歳で亡くなった。
10年前に脳梗塞で倒れてから、施設に入っていた。
数年後には肝臓の数値が高めだと言われたが、
高齢ということもあり、そのまま様子を見ていた。

昨年10月、おばあちゃんの具合が悪そうなので
病院に連れて行くと、施設から連絡が入ったhospital
診察の結果、肝硬変末期の診断。
即日入院となり、翌日には危篤状態となった。
義母から連絡をもらい病院に駆けつけると、
おばあちゃんの意識はなく、
酸素マスクをつけていても呼吸が苦しそうな状態。
主治医からは「あと2、3日でしょう」と説明され、
家族は覚悟を決めていた。

ところが数日後、おばあちゃんの意識が戻ったと
病院から連絡があった。
おばあちゃんを訪ねると、確かに意識が戻って
会話もできる状態になっていた。
酸素マスクも、心肺機能の監視モニターもなくなっていた。
看護師の私が考えても、
おそらく科学的には説明不可能な事態が起こっていた。
そして今から思えば、その時、私に新しい命が宿ったのだったdiamond

私がおばあちゃんに初めて会ったのは、
主人と結婚して半年後だった。
脳梗塞の後遺症で、私が孫娘だと説明しても
すぐ分からなくなってしまう。
おばあちゃんの世界で、私はいつもはじめて会う孫嫁だった。
「はじめまして」とごあいさつすると、
いつも心から喜んでくれた。
そのたび私は幸せな気持ちになった。

最後におばあちゃんと話したのは、今年のお正月だった。
意識は回復したが、寝たきりの状態で、
おばあちゃんはもう自分の子供の存在も分からなくなっていた。
それでも、妊娠を伝えると
「赤ちゃん見たいねえ」と繰り返した。
それが私が聞いた最後の声だった。

訃報は突然だった。
前日に義母が訪ねたときも状態は変わりなく、
亡くなる当日の朝も看護師さんの呼びかけに返事していたそうだ。
「ひ孫は間に合わなかったね」と主人は言ったが、
私は、おばあちゃんは私が安定期に入るまで
見守ってくれたのだと思っている。
ちょうどその週に私は安定期に入ったのだ。

葬儀でおばあちゃんに手を合わせ、
「必ず元気な赤ちゃんを産みます。見守ってください」と伝えた。
「大丈夫、私が見ているから」
と言ってくれているような安らかな顔だった。

のちに義母から、おばあちゃんは20歳でおじいちゃんと
お見合い結婚し、外で働いた経験もなく、
家族が人生の全てだったと聞いたdiamond
おばあちゃんから見れば私は孫嫁で近い親族ではないけれど、
その思いをほんの少し受け取ることができたのかもしれない。

これからも、私は、おばあちゃんの娘であるお義母さん、
孫である主人、そしてひ孫になるお腹の赤ちゃんを大切に、大切に、
生きていこうと思うheart01heart01heart01

08:55 AM | 固定リンク

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