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2009年07月01日
タク先生◆樹るう先生対談 前半
[ 日記・コラム・つぶやき ]
タク先生の新刊、
「寺門琢己のスッキリ元祖骨盤ダイエット」(日東書院)
7月15日発売を記念し、
この度、本のイラストを担当していただいた
樹るう先生との対談がおこなわれました![]()
テーマは「かわいいとは何か」で、全2回です。
後半は7月2日にアップ予定です。
どうぞ、お楽しみ下さい![]()
「かわいい」って感覚は、どこからくるの?
寺門: とにかく、るう先生の漫画は徹底的にかわいいですよね。
先生はよく「丸っこいものはかわいい」とおっしゃいますが、
どういうものをかわいいと思って描いていらっしゃいますか?![]()
樹: 私は描くとき、何も考えていないですね。
感覚的なものなので![]()
寺門: そうか、先生の「かわいい」は
脳脊髄液につながっているのか(笑)
樹: ところで、ものを「かわいい」と感じる感覚は、
人間のどこからくるのでしょう?
先天的なものかな~とも思うし。
例えば、女の子は子供のときに、
「かわいい」と思って、人形遊びやままごとをするし、
動物が好きな人は、
あのフワフワの手触りを「かわいい」と思い、
その感じを知ってたまらないというのがある![]()
寺門: これは動物に限定されるかもしれないけれど、
「かわいい」って
生命を継承するための本能じゃないかと思うんです。
何か小さくて丸っこくて、毛が生えていて、
目がくりっとしていて、ふわふわであったかいものを、
たぶん、どの動物も
「かわいい」と感じるんじゃないかなあと思う。
アライグマも自分の子供をかわいいと思うし、
ネコも子猫を、そう思っているんじゃないかなあ![]()
ひょっとすると、
動物は、人間より安定して
ちゃんと子供をかわいがっているかもしれない。
子供というものは、誰かがかわいがって、
躾などの、ちゃんと生きていくために必要な情報を、
その子に捕食能力がつくまで与えてあげなくては、
死んでしまいますよね。
本当は足手まといかもしれない。
でも、「かわいい」という感性があるので、
そのような幼くて自分だけでは生きていけないものが、
大人になるまで、育てる。
「まあ、大変だけど、かわいいからいいじゃん」
という世界があるのではないかと![]()
余計なことだけど、人間の女の場合は、それを行使しすぎ。
いい年こいて、まだやってんのか、と思う(笑)
「かわいい」って感覚は、必要なの?
樹: 狼が人間を育ててしまったり、ネコが犬を育てたり![]()
寺門: そうそう。
「衣食足りて礼節を知る」という言葉があるけれど、
それは、はるかに動物の方がそうだなあと思う。
ペットとして飼われている犬、ネコ、アヒルとかって、
超仲良しになったりしますよね![]()
樹: ありますね![]()
寺門: あれはちゃんとエサをもらえていて、
お互いに相手をエサにする必要がないから。
そういう場合、動物は人間より優しいですね。
人間の場合、
「衣食足りているわりに、礼節がない」かもしれない(笑)
その仲良しの感じ、「かわいい」と感じる感じは、
たぶんすごく感覚的なもので、
さわって柔らかかったり、あたたかかったり、
ほおずりしたくなるような感じだったりするのだと思う![]()
だからといって、全力でのぞむと、あまりに小さくて、
たとえばスズメだったら、死んじゃうし、
はかなげなものに対する、
一種のブレーキをかけながらの付き合いという感じがある。
イクラを「あ~かわいい、ブチュ、つぶれた」とか。
面白いですよね。
樹: ええ。![]()
しかし、イクラ、かわいいですか?(笑)
寺門: (返事をせずニコニコ、そしておもむろに)
たぶん命の総体として、
それを続けていく上で必要なしくみに、
「かわいい」という感覚が、絶対必要なんだと思う![]()
よく鬼ごっこだと「オマメ」というのがありますよね?
野生動物の世界で「オマメ的」でいられる期間がある。
たとえば、どんなにみんなが干ばつで飢えていても、
同種間で、しかも自分の子供は食べないでしょう?
樹: はい。私は動物が好きなので、
動物のドキュメンタリーなどよく見るんですが、
野生の動物が、
お母さんとか、群れの大人たちと、一緒に暮らして、
子供として過ごしている時間は、
あのような世界で生きている生き物としては、
すごく幸せなときなんだなあ:思います![]()
<後半へ続く>
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